秋葉原で演説をした
「唯一ネ申」の奇跡軌跡を記す


唯一ネ申信者では有名な選挙用ビールケース

2005年衆議院選挙・・・郵政民営化の真意を問うと言うことで繰り広げられた選挙でしたが、インターネットの世界ではある有名な人物が東京1区から出馬するという事で話題になりました。その候補者とは唯一ネ申こと「世界経済共同体党 党首 又吉イエス氏」です。残念ながら選挙戦の結果は「1,557票」と言う散々な結果に終わりましたが、票の結果に関係なくネットでは人気・知名度はとても高く、特に若者に人気があります（もっとも２ちゃんねらーに人気と表した方が正しいかも） その人気がどれくらいのものか・・・選挙戦が始まる前の8月28日に秋葉原の中央通りに降臨された様子に見る事が出来ます。

選挙戦はとっくに終わっていますが、今回は秋葉原で行われた演説を後世に語るべく・・・
そして秋葉原の伝説となった「あの事件」を含めて、その軌跡・・・いや奇跡を再度記してみたいと思います。


もっとも「唯一ネ申」でググってみると、以外に上位に食い込んでくるので・・・
改め日記のネタを編集をしただけですけどね（苦笑）

2005/09/22 けけえす

8月28日16時頃、秋葉原を適当に散策して、そろそろ帰ろうかと思っていた矢先に、ちょうどリバティー7号店付近で、たくさんの人だかりを見つけたので、好奇心から覗いてみると・・・ネットでは唯一ネ申で有名な又吉イエス氏が街頭演説を行っていました。個人的に生ヨシ・・・いや生で唯一ネ申のご尊顔を拝むのは初めてだったので、ちょっと興奮・・・思わず足を止めて街頭演説を聞く事にしました。


演説を黙って聞いていましたが、ハッキリ言って演説の内容自体は、全然わかりません。何となく同じ論調を繰り返しているだけの演説と感じましたが、しかし強引（半ば命令調じみている雰囲気）な口調で、聴衆に訴える姿にはとても説得力があったと思います。これらの演説の様子を、どう例えるか考えてみると・・・

現代に蘇った日蓮上人の辻説法
キン肉マン風に言うなら「言葉の意味はよくわからんがとにかく凄い自信だ」

・・・と言うところでしょうか？（その時の様子を動画（唯一ネ申の演説その１、唯一ネ申の演説その２））を収めました。


そんな演説に集まった聴衆達がどれくらいだったかと言うと・・・

当時、歩行者天国では街頭ライブ等がよく行われて、人気のあるグループには、たくさんの人達が集まっていたのですが、その人気グループの集まりに匹敵・・いや凌駕する程の人達が集まっていたと断言していいと思います。この辺りが唯一ネ申の人気っぷりの片鱗を見せるところだと思います。

街頭演説には唯一ネ申の名文句である「腹を切って死ぬべきだ!!」「地獄の業火へ投げ入れる」も飛び出し、強引な口調は更にヒートアップ・・・そしてその口調に惹かれたのか、それとも唯一ネ申が持つカリスマ性が、そうさせるのか・・・時折聴衆からの拍手が、演説の盛り上がりに良い（？）アクセントを付け加えていました。しかし演説が最高潮に達した16時40分頃、この聴衆の集まりに気付いた万世橋警察署から演説を中止させられ、唯一ネ申はなんと万世橋警察署へ連行されてしまいました。

演説が警察に中止させられ唯一ネ申が連行される・・・事で、普通なら「あ〜あ〜」と言う事で終わるのですが、ここが唯一ネ申の凄いところなんでしょうね。警察に連行される様子を最後まで見届ける人達により「ネ申と一緒に最後まで随行する」イベントとなり、中央通りは唯一ネ申と随行する人達による大行進が繰り広げられ、一時通りが騒然する事態となりました。


その様子は、さながら「中央通りの民族大移動」のような感じでした（民族大移動の様子を動画に収めてみました）


そして万世橋警察署の中に唯一ネ申は消えていくのですが、最後までその様子を見送った人がこれだけ残っていた事は、カリスマ性が一応ホンモノだったという証明になるので・・・しょう。

但し、唯一ネ申が連行された真の理由は「単に届出をしなかっただけ」と言うお粗末な理由だったりします。

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そして8月29日から選挙戦が開始されました
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唯一ネ申は東京1区の各地を転戦しつつ、9月3日に再度秋葉原へやってきました（今度は正式として許可済です）
その時の演説風景がこちらです。

8月28日の聴衆を確実に上回る人だかりで、大よそ30分程度の演説内容でしたが、時間が進むにつて聴衆が膨れ上がっていました。そして唯一ネ申のカリスマ性の片鱗は、この演説にも見られ、時折聴衆達が「拍手」「声援」「そしてイエスコール」で演説に応えていたのが、とても印象に残りました（9月3日の演説内容80％バージョンを音声録画しました）


さて、選挙戦の結果だけを見てみれば、1577票と言う全国最低の得票数であり、支持はされながらも結果に生かせないのは、ちょっと残念すぎるは思います。ただ実際集まった聴衆の殆どは２ちゃんねらーの可能性は高く、彼らは敵に回すと恐ろしいけど、味方につけると頼りないと言葉もありますし、この辺りは仕方が無いかもしれませんが、聴衆がこれだけ集まった事は紛れも無い事実ですし、ある意味今回の選挙戦の投票率が高くなったのも、唯一ネ申を始めとする話題性のある「泡沫候補」の登場により、選挙への関心が高まったのが要因だったのではと私は思います（実際にそう思いたい）

つまり今回の選挙戦は、紛れも無く唯一ネ申の直接的間接的な影響は確実に存在していたのです。




最後に・・・
2005年8月28日の演説と連行と、2005年9月3日の演説に関しては、大げさかもしれませんが秋葉原史上でも最大の珍事・・・いや伝説になった事は間違いないと思います。無論自分を含めて大半がネタ目的で集まったと思いますが、あの日あの時あの場所に集まった全員が歴史の証人であった事は揺るぎのない事実だと思います。