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餘部鉄橋を語る上で忘れてはいけない事・・・
餘部鉄橋列車転落事故
昭和61年12月28日・・・鉄橋を通過中の列車が、突然の突風に煽られ、機関車を除く客車部分が鉄橋から転落した事故がありました。不幸な事に転落した場所には地元のカニ加工工場があり、結果として従業員5名と車掌1名が死亡しました。その後犠牲者の供養として事故現場に慰霊碑(観音像)が建立され、毎年12月28日に慰霊祭が執り行われています。

すっかり有名スポットとしての地位を確立している餘部鉄橋ですが、やはりこの鉄橋を語る上では避けては通れない話なので、少し触れてみました。
この事故以来・・・鉄橋を通過する基準が風速20m以下となり運行基準が厳しくなった為、特に風速の激しくなる冬場は列車の運休や遅れが続出する事なりました。その結果、定期運行を考えている JR は 30m までの風速に耐えられる橋の建設が必要になってくるのです。

とても皮肉な話ですが、この転落事故が橋の架け替えの要因の一つになっている訳です。

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