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今更紹介するちょっとマイナーなアニメの聖地・・・

まほらば 〜 Heartful days の第12話の舞台となった
伊豆市土肥の恋人岬・・・の話

左がまほらばに登場した恋人岬の看板、右が実際の恋人岬の看板

私の実家である伊豆市土肥の有名観光スポットに恋人岬があります。年間に20万人も訪れるこの岬は、その名の通りカップルが多く訪れる岬なのですが、あまり知られていない話としてアニメの舞台（聖地）になった事があります。そのアニメは2005年に放映されたアニメ「まほらば 〜 Heartful days」で、第12話の「夏だ! 水着だ! 海水浴だ!」にて伊豆市土肥の恋人岬を元としたシーンが登場します。当時リアルで見ていた私は思わず笑ってしまうとの同時に「実家が舞台となっている以上、なんとしても自分がネタとして取り上げたい」と言う思いに駆られたのですが、実家とは言え中々行く機会もなく、車等の機動力もないので、いつしかその存在を忘れかけていました。しかし最近「とある事情」から実家に帰る機会に恵まれた私は、このネタを思い出し取り上げる機会を得る事がようやく出来ました。

そんな訳で本当に今更なんですか、まほらば 〜 Heartful days に登場した恋人岬のシーンを・・・
実際の恋人岬と照らし合わせて見てみたいと思います。


シーンその１：腕のモニュメント

一部では「グワシ」のモニュメントと言っているようですが、これは手話で I love you もしくは歓迎を示すモニュメントです。このモニュメントこそ・・・アニメに登場した恋人岬が伊豆市土肥の恋人岬である決定的な証拠となります。それに実際のアニメでも英語で「TOI」って書いていますでしょ？


その２：恵が方角を指すシーン
恋人岬へ向かうボードウォーク（木製の回廊）の一番突端の階段です。真ん中付近に見える三角の屋根は岬にある東屋です。


その３：岬から見える富士山？見たいな山

まるで富士山のような山・・・実際の恋人岬からでも富士山は見えますがアニメほど近くには見えません（アニメは遠近法がデタラメ） 駿河湾を経て遥か遠くに富士山を望む事が出来ます。ちなみに晴れた日には富士山だけでなく南アルプスも一望する事が出来ます。


シーンその４：恋人が鳴らす鐘

形は微妙に違いますが「金の鐘」をモチーフにしていると思われる鐘です。アニメでは岬の突端にあるようですが、実際は突端ではなく別の場所にあります。


シーンその５：メッセージを叫ぶと相手の心に伝わる・・・らしいモニュメント
アニメではメガホンみたいなモニュメントになっていますが、実際メガネ記念碑と言う輪っか状のモニュメントになっています。無論叫ぶ為のモニュメントではなく、この穴から富士山を見る為のものです。


シーンその６：灰原が見ているカード
ここを訪れたカップル達が、その思いを込めた書いたメッセージカード（恋人岬絵馬と言うそうです）で、アニメでは土産物屋で果物状のカードを見かけるシーンが登場しますが、実際は恋人岬周辺で良く見かけます。カードは果物状だけでなく、その大半はハートに羽の付いたようなカードになっています。


シーンその７：夕日に映える建物
アニメの土産物屋・・・モチーフは国道136号線沿いにある土産物屋（兼事務所）の建物と、形から判断できます。


シーンその８：夕日に映える鐘
アニメでは夕日に映えている鐘は恋人岬突端にある「愛の鐘」をモチーフにしていると判断できます。


放映終了から約２年経過していますが、ようやく地元のアニメの聖地を取り上げる事が出来ました。こうして見ると大雑把ながらも製作者アニメのスタッフは「良く見ているなぁ〜」と思います。特に腕のモニュメントに関しては小さい主張ながらも「伊豆市土肥をモチーフにしているんだよ」と言うのが伝わってくるような気がして、地元出身の身としては本当に嬉しくなります。もっとも恋人岬に関しては、その性格から圧倒的にカップルが多いので「アニメファン（ヲタク）が来れる聖地」かと言えば微妙なところかもしれません（実際ネタ作りの為に独りで恋人岬に行った私は非常に肩身が狭かったし（苦笑））

そんな性格の観光地なので野郎同士やアニメヲタク同士で訪れるのは非常に心苦しい？かもしれませんが、岬から眺める景色は伊豆随一（地元贔屓だけどね）だと思いますので、もし西伊豆を旅行する機会がありましたら、まほらばの舞台となった伊豆市土肥の恋人岬を思い出してはいかがでしょうか。


最後に・・・

土産物を買うシーンで土肥のひそかな名物「びわ（（正確には白びわ）」をモチーフにした土産物・・・実際にも似たようなものが販売されているようですが、地元の名物を扱ったこのシーンは個人的にひそかなお気に入りだったりします。


【恋人岬までの交通案内】

●公共交通機関の場合
JR三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線を利用して終点修善寺駅まで向かいます。修善寺駅から土肥・松崎方面のバス（西伊豆 or 中伊豆東海バス）に乗って約１時間・・・恋人岬バス停で下車。また沼津港と土肥港を結んでいる船（ホワイトマリン）でも行く事も出来ます。土肥港に着いたら、近くのバス停（火降川 or 土肥港）で松崎行きバスに乗り換えて恋人岬バス停で下車。

●車の場合
東名沼津ICを下車し、国道１３６号線をひたすら走り続ければ何とか着きます（山を越える結構過酷な道のりですけど） また静岡方面から来るのであれば、清水港と土肥港を結んでいる駿河湾フェリーが便利です（高いかもしれませんが、伊豆の道路は慢性的な渋滞になるので、陸路より海路が圧倒的有利です） 土肥港に着いたら堂ヶ島・松崎方面へ向かい約１０分くらいで着くと思います。


【参考リンク】
伊豆市土肥・恋人岬通信
言わずと知れた恋人岬の公式サイト

役立ち隊／愛の鐘響く・恋人岬（土肥と云う名の温泉街物語（役立ち隊３））
恋人岬の事を詳しく紹介しているサイト・・・でもドメインが上と同じだったりして。

いざ逝かん。恋人岬！（時乃夢岬駅にようこそ）
多分「まほらばの聖地」として唯一恋人岬を紹介しているサイト。サイトの雰囲気から多分鉄分を含んでいると見たが・・・。




2007年2月20日　けけえす

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